Natural Area Preservation

みなさま、こんにちは



先々週、先週の週末は、アウトレットとかに
ぷらぷら出かける程度だったので、
実は渡米前からとても気になっていた
「NAP(Natural Area Preservation)」という、
アナーバー市役所内にある非営利団体
ボランティアに6日土曜日、参加してきました。
まぁ、カンタンに言いますと、公園内の草むしり。
けど、地元の人ともおしゃべりできるだろうし、いいんじゃないかな、と
行ってきました。
日本人の参加率も非常に低いそうで、
この日も日本人は私達夫婦だけでした



4月にトヨタの川村さんにお世話になった時に
上手じゃないし知識もないけど、植物の写真を撮ったり
育てたりするの大好き、という話をしたら、
NAPの日本人の事務ボランティアさんがアナーバーを離れるとかで
後任を探していて、よかったらどう??とオハナシを頂いていたのですが
東京の社宅がゴタゴタしているし
名古屋の身内が手術を受けるし、
いつ日本に帰らなくちゃいけなくなるかよく分からなかったので
興味モリモリながらも泣く泣くあきらめました。



現在、知り合いの奥さんが後任でお仕事されてます



NAPには、植物学者さん、は虫類学者さん、鳥類学者さんなど、
高度な専門知識をもった専門職員で構成されています。
6日土曜日の職員さんは、ロブ・ジョンストンさんといい、イケメンです
バイオロジカル・コントロール(生物防除)が専門だそうです。
おおざっぱな説明ですが、害虫を、その天敵を使ってしりぞける、など、
要は化学薬品などを使わずに、オリジナルの自然を守ろう、という考え方。
日本に2年滞在経験があるらしく、日本語も相当できるんじゃないか、と思われます。
自己紹介の時「ジョンストンと申します。」と言ってました



NAPの活動は、こんなカンジで、アナーバーの原風景をみんなで
守って行きましょう、というもののようです。
そして多くの活動をボランティアのちからで行っているそうです。



6日の朝、指定された市内の公園に現地集合。
公園、と言ってもほぼ野山。
ミシガン大の樹木園や植物園とはまたかなり違う雰囲気。
かろうじてウッドチップで整備された細〜〜〜い道を進んで行きます。



時々、「On your left!!(左側通らせてください)」と、
ジョガーやサイクリストが追い越して行きます。



ちょっと開けたところに来ると、いわゆるワイルドフラワーが咲いてます。
今の時期は、Queen Ann's Laceというお花が公園内に限らず、
いろんなところで咲いてます。
    
↑この写真は市内の別のところで別の日に撮ったものです。
6日のカメラはダンナ様の白ぽんのみ。



ピンク色のカワイイお花も咲いているのですが、実はコレ外来種

ヤグルマソウという植物ですが、コレを片っ端から引っこ抜きます
作業そのものは引っこ抜くだけなんですが、なかなかの重労働。
根っこがしっかり張っているのか、全然抜けないのもあるし…。
大きいものは背丈が1メートルを超すので、根っこもそれ相応
そういう時は地元の中高生団体の男の子にバトンタッチ…。
すんません、へなちょこ日本オンナで
うっすらと曇っていたので、そんなに暑くはなかったはずですが
作業を始めると、私達夫婦のレベルの低すぎるテニスより汗かいた…。
ダンナ様にいたっては、「うぉー、帰ったらビール飲みてぇー」を連発。



おそらく、NAPのスタッフの方と思うのですが
植物にものすごく詳しいおじいちゃんもいたので
いろいろ質問もしちゃいました
先日、Twitterに載せた写真の植物の名前も判明。
    
milkweedの仲間だそうです。茎を折ると、白色の液体がしみ出てきます。
アルカロイド系の液体だそうで、触れるとかぶれてしまうので要注意。
ゴーヤみたいのは実で、もうすぐパカっと開いて、
中から白いふさふさの羽のようなものが付いた種子が飛ぶそうです。
ちょっとアレルギー体質のワタシは、話を聞いただけで
くしゃみが出そうな気分ですが…。
そこらじゅうをフワフワフワフワ飛ぶらしいです…。



こんなふうに、ただの草むしりじゃなくて、
様々な知識をもった専門家のお話も
短時間ながら聞けるので、とても(暑いしきついし死にそーでしたが)楽しかったです
何よりも東京じゃ、おうちの近くにこういう手つかずの自然が
広がる場所はないし、貴重な体験ができたと思います。
特に用事のない土日は、今後も参加したいですねー。
ダンナ様は腰が痛いと言ってますけどー。
三十路中盤なのに、おじーさんみたい…。



NAPのウェブサイトにアナーバーの植物や自然風景の写真も投稿できるようなので
なんか良いの撮れたら投稿してみようかな